自己肯定感が低いと、周りの人の目が気になり、人前で発言するのが怖くなってしまいます。自分に自信が無いので萎縮してしまい、新しい仕事や課題に挑戦することもなくなります。
ビジネスマンには、常に新しい課題に取り組む挑戦心と、失敗してもすぐに立ち直るポジティブ精神が不可欠。そこで今回は、自己肯定感が低い人の特徴とその改善策について紹介していきます！
自己肯定感とは
自己肯定感とは、自分の存在価値や能力を前向きに受け入れられる感覚のことです。自己肯定感が高いと自分をポジティブに評価でき、挑戦心や積極性が高まります。
一方自己肯定感が低いと、自分を受け入れることができません。自分の能力や魅力に自信をもてず、周囲からの評価に振り回されるようになるわけです。そのため、常に人から嫌われないように、責められないようにと挑戦を恐れるようになってしまいます。
精神の安定やポジティブ思考、挑戦心を与えてくれる最低限の自己肯定感は、ビジネスやスポーツ、円滑な人間関係にも不可欠なもの。しかし自己肯定感をもてず、苦しんでいる人は決して少なくありません。
次の章では、自己肯定感が低い人の特徴を紹介します。
自己肯定感が低い人の特徴
自己肯定感が低い人には、共通する特徴があります。その特徴とはどのようなものでしょうか。
成功体験が少ない
成功体験が少ない人は、自己肯定感が低い傾向にあります。これまで努力し目に見える成功を収めた経験に乏しいため、「挑戦し、成功する」ビジョンが見えないのです。自分の限界を決めつけ、自己嫌悪に陥ってしまいます。
「どうせ私には無理だよ」、「できるわけない」といったネガティブ発言の多い方は要注意。自己肯定感の低さから挑戦を恐れ、成長するチャンスを逃してしまいます。結果、更に自己否定的になってしまう負の連鎖に陥っている可能性が高いです。
コンプレックスやトラウマをもっている
過去のトラウマやコンプレックスが原因となって自分を肯定できない人も少なくありません。失敗やトラブル、他人から強く責められた経験は、記憶に強く残ります。自分のミスが原因でチームの仕事が失敗した経験、気遣いのつもりでした言動が逆に友達を怒らせてしまった経験。
同じ過ちを繰り返したくないという意識から萎縮し、自分を肯定的に見ることができなくなってしまいます
周りの目や顔色を気にしてしまう
自己肯定感の低い人は、「他人からどう評価されるか」を必要以上に気にしてしまいます。自分で自分を評価することができず、常に人の顔色を伺い、嫌われないように行動しなければなりません。
他人から批判されないよう自分を押し殺して生きているので、常に大きなストレスを感じて生きています。
自己肯定感が低いとおこるデメリット
自己肯定感が低いと、仕事や人間関係、趣味など様々な場面でデメリットがあります。
自分のもっている力を出すことができなくなってしまう
自己肯定感が低いと、何をするにも自分に自信をもてなくなってしまい、最大のパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。常に自分の能力を疑って、「余計なことをすると足を引っ張ってしまうから」と挑戦を恐れるようになるのです。
「挑戦してミスするくらいなら、何もしない方がマシ」というネガティブ思考が強め。ちょっとでもミスしようものなら、いつまでも失敗を引きずり、さらなる自己嫌悪に悩まされてしまいます。
メンタルが不安定になる
自己肯定感が低い人はメンタルが安定しません。常に周囲の評価を気にして、他人の機嫌を損ねないように気を使うので、精神的な消耗が激しく大きなストレスを抱えているからです。他人から高い評価を受けた時は機嫌がよくメンタルも安定します。
しかし、人から失敗を指摘されようものなら、必要以上に重く受け止め、立ち直れなくなってしまいます。不安定なメンタルは、仕事や人間関係にも大きな影響を与えるでしょう。ちょっとしたことで機嫌を損ねたり、深く落ち込んでしまうので、仕事もコミュニケーションも円滑に進めることができなくなってしまうのです。
自分の長所が見えなくなってしまう
人間は誰しも長所をもっているもの。しかし、自己肯定感が低いと、その長所に目が行かず、短所ばかり気するようになります。99回の成功を喜ぶよりも、1回の失敗をいつまでも引きずってしまうわけです。
短所ばかり目について長所がかすんでしまうので、ますます自信を失い、自己嫌悪の無限ループに陥ります。
自己肯定感を高くするには
「自分に自信をもてない」、「新しいことに挑戦するのが怖い……」、自己肯定感の低さゆえのデメリットに悩まされる人は少なくありません。
ここでは、今日から実践できる「自己肯定感を高める方法」を3つ紹介します。
ポジティブ思考を身に付ける
自己肯定感の低い人は、何事もネガティブに考える傾向があります。ネガティブ思考は向上心や挑戦心を削ぎ、成長を妨げるので、ますます自分を肯定することが難しくなってしまうわけです。
自己肯定感を高めるためには、常にポジティブ精神をもつことが重要。仕事でミスした時も、人間関係がこじれた時も、前向きに気持ちを整える必要があります。
成功体験を積み上げる
ポジティブ精神を養うためには、成功体験を積み上げるのがおすすめ。自信やポジティブ精神は、努力と成功の積み重ねによって作られます。したがって、成功体験と積み上げ、「私ってできるヤツじゃん」と自分を少しずつ肯定していくことが重要なんです。
たとえば「今日は早めに仕事を終わらせて定時に帰る」、「寝る前に筋トレをする」など、少しの努力で達成できそうな目標設定が良いでしょう。毎日小さな目標を設定し、確実に達成していくことで、自己肯定感も高まっていきます。
生活リズムを整えてみる
生活リズムが乱れていると疲労が溜まり、精神が安定せず自己肯定感を下げてしまいます。体調とメンタルは密接に関わり合っているもの。したがって、まずは体調に気を配らなければなりません。
深夜までスマホをいじっていませんか？ジャンクフードばかり食べていませんか？十分な睡眠時間と適度な運動。それからバランスの良い食事。体調を万全に整えることが、精神の健康にも繋がります。
自己肯定感を高めて幸せな生活を送ろう
ここまで自己肯定感について紹介してきました。この記事で紹介したように、自己肯定感は簡単な方法で少しずつ高めていくことができます。ぜひ試してみてくださいね！
