【占い】悪い結果の伝え方|相談者が不安にならないための対処法とは

占いでは、悪い結果が出ることも珍しくありません。何度占いをしても悪い鑑定結果が出たら、相談者にどう伝えるべきか悩んでしまいますよね。頭を抱え落ち込む相談者の姿を思えば、とてもストレートに伝えることはできません。

 

今回は、占いで悪い結果が出た場合の伝え方を解説します。人気のある占い師ほど、相談者の気持ちを汲み、前を向かせるのが上手いです。占い師に必要な「ものの伝え方」、「相手をポジティブにするコミュニケーション能力」はビジネスでも大いに役立ちます。ぜひ参考にしてください!

占いの悪い結果は『言い切り』の判断が大切

占い結果が良い場合は、それだけでも相談者を幸せな方向性に向かって後押しできるため、結果をストレートに言い切るのもOKです。

 

しかし、占い結果が悪い場合には、「うまくいきませんよ。」「絶対やめた方がいい。」などと言い切るのはNG。多くの相談者は現状に不満や不安あって占い師を訪ねてきます。占い師に不安や悩みを打ち消してもらいたいという心理があり、「安心したい」と思っているのです。

 

悪い結果を言い切れば、相談者が抱くわずかな希望を壊してしまい、メンタルを不安定にさせてしまいかねません。思い描いているポジティブな方向性を断たれれば、頑張る気力すら奪われてしまうのです。占いの悪い結果を伝えるときは、「大きな決断の時期が迫っていますね」、「△△をすれば、今後○○になるリスクを軽減できますよ」と結果に限りなく近い、オブラートに包んだ表現にしておきましょう。

 

悪い結果が出た後は、『改善策』に重点を置く

占い結果が最悪な場合に、あれもダメ、これもダメ、と八方塞がりの現状を伝え続けても、相談者のアドバイスにはなりません。悪い結果をそのままストレートに伝えたりせず、オブラートに包む表現を用いながら、『この結果をどうすれば改善できるか』に重点を置いてアドバイスしてあげましょう。

 

例えば、「最近彼氏の愛情が感じられないの」といった相談を受けたとします。「もう気持ちが完全に離れていますよ。」という身も蓋もない言い方では、相談者を傷つけ、希望やモチベーションを削ってしまいます。

 

「今は、気持ちが離れやすいって出ていますね。でも、元々ラブラブだった2人なのだから、付き合いたての頃のような気遣いや対応を思い出せば、可能性はゼロではありませんよ。マンネリ化を防ぐために、いつもと違うデートを提案してみるのも良いですね」といった具合に1%の可能性を伝えてあげるのがおすすめです。

 

相談者を不安にさせる『会話中の間の取り方』に注意

伝えるのもはばかられるような悪い占い結果が出てしまった場合、動揺を隠しきれずに沈黙したりしていませんか?

 

どう伝えようか悩んでいるような長い沈黙や、「え~っと……」と回答をためらうような言動は、何かを迷っている状態に見えるため、相談者に不安を与えてしまいます。また、悪い結果を伝えた後、「でも大丈夫ですよ!」などと間髪入れずに話してしまっても、胡散くささが出てくるため要注意。

 

占いの悪い結果を伝える場合には、占い師自身が不自然な間を作らず冷静に対処法・解決法を提示してあげましょう。

 

恋愛が悪い結果なら『気持ちを離す話術』も必要

恋愛系の相性占いをしていると、悪い結果が出るケースはよくあるもの。それでも相談者が相手に執着してしまう場合、更に執着心を煽るようなアドバイスは避けた方が良い場合もあります。例えば以下の相談例。

 

別れた彼氏と復縁したいという女性。「別れたのは5年前で、今は電話番号も住所も分からないけれど、愛しているからまた一緒になれるかどうかを占って欲しい」という相談です。

 

ここで無理に恋愛を成就させるための回答をしても、相談者の執着をさらにエスカレートさせてしまうだけ。良い結果は生まれません。

 

「占いでは、あなたが本当に結婚したいと出ていないのよね。」

「仕事ができるタイプだから、今は仕事に集中した方がいいですね。」

 

といった具合に、相談者の気分を害さず、執着心を軽減してあげる話術も大切になります。未来を占ったうえで、良い結果につなげるアドバイスができれば、相談者を執着から解放してあげられますから。

 

うまく結果を伝える言葉が見つからない場合

占いは、誰かの人生を大きく変えてしまう場合もあります。悪い結果を伝えなければならない時、占い師はアドバイスに迷うことが多いでしょう。

 

そんな場合に備えて、日頃からネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換するクセを付けるのがおすすめです。ネガティブな意味の言葉を入力するとポジティブ言葉に変換できる『ネガポ辞典』といったアプリもありますので、活用するのもいいですよ。

 

占いの悪い結果を上手に伝えていこう

このままでは良い結果が生まれない。そんな状況は、占いでもビジネスでも出くわす可能性があります。ビジネスでは、部下や顧客、時には上司に対しても要望や改善すべき点を伝えねばならないこともありますよね。

 

伝える力があれば、どんなに悪い占い結果でも前向きなアドバイスできるようになるはずです。シーンを選ばずに応用できる対処法ですので、ぜひ意識してみてくださいね。