「運命を変える」と言うと、スポーツ漫画のような泥臭く過酷なトレーニングだったり、タイムトラベル映画のような壮大なストーリーを思いうかべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、実は運命は誰にでも簡単に変えることができるんです。今回は、運命を変えるための習慣やマインドについて詳しく解説します。今日から実践可能な方法ばかりなので、ぜひ参考にしてください!
運命とは
運命とは、自分の選択や日ごろの行いによって導かれる結果のことを指します。運命と聞くと、変えようのない定めや決まり切った未来のを想像する方が多いかもしれません。しかし、運命は自分の選択や行動次第で無意識下に変化していくのです。
運命と混同しやすい言葉に「宿命」があります。似たようなイメージの言葉ですが、厳密には意味が異なります。
運命と宿命の違い
宿命は、自分が生まれる前から決まっている出来事や道筋のことを指します。こちらは運命とは違い、自分の行動や選択で変えることはできません。
よくドラマや漫画では「宿命のライバル」という表現が使われますが、これは「生まれる前から対立することが決定づけられていた敵」というわけです。「因縁の敵」よりもはるかに強い対立を表しているんですね。
運命と宿命の違いは「自分の行動、選択で変わるかどうか」にあるわけです。
運命を変えることができない人の共通点
「仕事が上手くいかない」、「人間関係が苦手」など現状に不満やコンプレックスを抱える方の多くは「なんとかして運命を変えたい」と考えるはずです。
それでも中々現状を変えられず、苦悩している方が少なくありません。運命を変えられない人には、以下のような特徴があります。
思い込み・決めつけが強い
「運命を変えたい」と思っていても、心の中で「どうせ無理だろうな」と思い込んでしまっているケースが多いです。
過去何かに挑戦して失敗してしまったトラウマだったり、心地よい現状に変化を加えることへの恐怖だったり、そんな思い込みや抵抗感が根本にあると、運命を変えられなくなってしまいます。
運命を変えるためには「私には無理だ」という思い込みを払う必要があるわけです。
プライドが高い
プライドの高さは、運命を変える上で大きな障害になり得ます。プライドが高いと、「自分を良く見せたい」という思いが強すぎて、自分のミスや過ちを認められなくなります。過去を反省し、言動を改めることができないのです。
積み重ねた努力による最低限のプライドは、ビジネスやスポーツでも必要。しかし過去を反省できないほどの高いプライドは、自分の成長を妨げ、人生の柔軟性を損ねてしまうんです。
ネガティブ思考
ネガティブ思考の人はちょっとしたトラブルでも必要以上に気に病んでしまいます。それゆえ、失敗を恐れ、行動を起こすことができなくなってしまうわけです。理想的な結果が得られなかっただけでも深く落ち込んでしまい、次の行動を起こすのに長い時間を要します。
一方、ポジティブな人は失敗を失敗とも思わず、どんどんチャレンジし、成長していきます。結果的につらい現状を打破し、どんどん未来を成功へと近づけていくのです。
ネガティブ思考は、挑戦や成長の大きな妨げとなるので、運命を変えるためにはマインドを改善していく必要があります。
運命を変えるために必要な思考・マインド
「運命を変える」と聞くと、とても壮大な野望のように聞こえるかもしれません。しかし実はちょっとした工夫や習慣で、十分に運命は変えられるんです。
今すぐにでも始められるので、「なんとか現状を変えたい」という方はぜひ試してみてくださいね!
自分のブレーキを壊す
運命を変えられない理由の一つに、思い込みがあると説明しました。「どうせ自分じゃ無理だ」という強い思い込みが、成長や変化にブレーキをかけてしまっているのです。
だからこそ、運命を変えるためには、自分にかけたブレーキを外してあげることが重要。
まずは自分の中に「どうせ無理だよ」と考えてしまうクセや思い込みがないかどうかをチェックしてみましょう。
もし思い込みや決めつけがあるのなら、その原因になったできごとを洗い出すことで、現状を打破する手助けとなるはずです。
おすすめは、1日ごとに目標を設定すること。短期間で取り組める目標を毎日達成し続けることで、日々成長を実感できます。「あれ、私って結構デキるやつじゃない?」と自己肯定感が高まり、自分にかけているネガティブなブレーキを壊せるようになります。
自分の道は自分で決める
運命を変える上で大切なのが「自分の道を自分で決める覚悟」です。親や会社の上司のアドバイスを鵜呑み(うのみ)にして、人生における重要な決断をしてしまう人は少なくありません。
それは選択が誤りだったと気付いた時に「あの人の言う通りにしたから間違えたんだ」という逃げ道をつくる、責任転嫁に他なりません。
自分の道は自分で決めること。そして結果の責任を負う覚悟をもつことで言い訳ができない状況を作りだす必要があります。そうすることで、必死に行動を起こして成長するわけです。
プロのスポーツ選手にはビッグマウスな方が多いですよね。彼らも、あらかじめ大きな目標を口にすることで退路をたち、必死に努力できる環境を作っているんです。運命を変えるには、自分で人生の選択をする覚悟、そして責任から逃げずに努力する環境が重要なんです。
身の回りの人に感謝する
他責性が強い人は、都合の悪いことがあると周囲の人や環境のせいにして責任を逃れようとします。自分の能力やふるまいを棚に上げて、自分の過ちを反省しないので、どんどん成長の機会を失っていきます。
まずは、周りの人の粗(あら)を探すのではなく、してもらったことに感謝することが大事です。失敗をしてしまった時は周囲のミスではなく、自分の足りなかった部分に目を向けること。
身の回りの人間関係を大事にできる人ほど、いざという時には周囲から手を伸ばしてもらえます。大切な人への感謝を忘れず「どうやったらチームに貢献できるか」を考えることで、周囲からの信頼を獲得でき、結果的に自分の運命を変えることに繋がるのです
運命を変えるためには、マインドが大事
ここまで、運命を変える方法を紹介してきました。運命を変えるには、日々の習慣や考え方が大事だとお分かりいただけたはずです。
プロのアスリートや経営者、優秀なビジネスマンの多くは、パフォーマンスを上げるためのメンタル調整を欠かしません。運命を変えて、つらい現状を打破するためにも、成長し自分の能力を最大限に引き出すマインドを身に付ける必要があるんです。